アルガンオイルには、豊富な栄養素が含まれ、高い保湿機能があります。
そんなアルガンオイルと一緒に「ワセリン」を使うことで、相乗効果は期待できないのかな?と思いますよね。
ワセリン自体に期待できる効果と、アルガンオイルの持つ効果。
実際には、アルガンオイルとワセリンを一緒に使うことができるのかどうか、ご紹介していきたいと思います。
ワセリンのお肌に期待できる「働き」と「特徴」
ワセリンは皮膚科などでも処方されるほど「安全性」が高いと評判の成分です。
ワセリンには大きく分けて、3種類のワセリンがあります。
黄色ワセリン | 精度が少し低めですが、皮膚トラブルを起こさない人が使うには、全く問題ありません。 |
白色ワセリン | 精度が高く、商品のバリエーションが豊富です。比較的、敏感な肌にも使うことができます。 |
プロペト、サンホワイト | 不純物が極めて少ないもので、プロペトは、主に病院で処方されます。 |
皮膚科で処方されるようなワセリンは「プロペト」や「サンホワイト」」が多いです。
この3つの違いは「精度」の高さです。
美容目的に使用する場合は、精度の高いものをおススメします。
不純物が多く含まれていると「油焼け」の原因になったり、肌トラブルを起こす可能性もあります。
精度が高いものほど、そういったリスクは少なく、肌の弱い方でも使用しやすくなっています。
ワセリンの効果とは?
ワセリンは、オイルと同じように「お肌」から水分が逃げだすことを防ぎます。
そのため、保湿効果がとても高いです。
ワセリンの嬉しい特徴
- 副作用が極端に少ない
- デリケートな部分にも使うことができる
- バツグンの保湿力で、肌の潤いを保つ
- 肌表面のバリア機能を高める
- 外側からの細菌侵入を防ぐ
- 日焼け後のヒリヒリ感をやわらげる
- ターンオーバーを正常化させる
- シミができにくくなる
- 自然治癒力を高める
お肌の水分をしっかりと肌に保ち、お肌に余分な刺激を与えないように守ってくれます。
また、ワセリン自体はお肌の刺激になりにくいので、赤ちゃんのお肌にも使えるほど安心できる成分でできています。
そのため、唇やデリケートな部位にも使うことができます。
ただ、その分「加湿する成分」がないと「インナードライ」になってしまう可能性もあります。
他の保湿剤との併用や、敏感になっている部分には「ワセリン」を使うなどの使い分けや併用が必要になります。
ワセリンだけのスキンケアは危険?
ワセリンには高い保湿機能があり、塗った後も潤っているので「保湿されている」と錯覚しやすくなります。
しかし、実は「ワセリン」自体には「加湿」する能力はありせん。
そのため、使うタイミングが大切になります。
このどちらかの方法かタイミングで使用することによって、お肌の水分を肌の内側にとどめておくことができます。
ただし、ワセリンには「ターンオーバーの促進」や「肌に栄養を与える」といった効果は期待できません。
あくまでも、ワセリンはお肌に保湿効果をもたらし「自然治癒力」を促すだけです。
そのため「美容効果」としては少し薄い面もあります。
そこで、ワセリンに足りない部分を補うのが「アルガンオイル」なんです。
アルガンオイル×ワセリンはOK?
お肌は、水分が不足をしたときに「皮脂」を分泌させて「皮脂膜」を作ります。
この皮脂膜のおかげで、肌表面から水分が逃げだすことを防ぎ、乾燥を予防します。
しかし、年齢とともにこの機能が薄れ、お肌は乾燥しやすく、徐々に硬くなりやすくなってしまいます。
それを助けるのが「ワセリン」や「オイル」といった油分を含んだ美容オイルなんです。
もちろん、ワセリンでもその効果は高く、高い保湿効果が期待できます。
しかし、アルガンオイルをはじめとする「高い美容効果」を持つオイルには、その保湿機能に加えて「栄養素」が含まれています。
また、アルガンオイルには「オレイン酸」、ホホバオイルには「ワックスエステル」といった、私たち人の皮脂と同じ成分が含まれているのです。
ということは・・・
天然の皮脂膜と同じように、お肌を外的刺激から守りながら、肌内部の水分も逃がさないように活躍してくれるということなんです♪
アルガンオイルの美容効果
- 高い保湿効果
- 美白効果
- ニキビ・ニキビ跡の改善・予防
- やけどや傷跡の改善
- シミ・シワの予防・改善
- アンチエイジング効果
- 髪にツヤとハリを与える
- 白髪・抜け毛・薄毛予防
- かゆみ予防・改善
- 妊娠線の予防
- むくみの解消
このような効果が、アルガンオイルでは期待できます。
こういった美容効果が期待できるのは、アルガンオイルに含まれる「ビタミンE」や「オレイン酸」などをはじめとする、豊富な栄養素のおかげです。
アルガンオイル×ワセリンの併用
では、それぞれに「保湿効果」の高いアルガンオイルとワセリンを、併用することはどうなるかというと・・・
ただし!!
注意するべきことがあります。
そのため、二つを同時に使いすぎると、アナタの肌自身が持つ「天然の保湿能力」が失われてしまいます。
お肌が常に保湿されすぎている状態になると、アナタの脳は「もう保湿する必要がない」と判断し、「皮脂分泌」をやめてしまうのです。
すると、ワセリンやアルガンオイルを使わなくなった時に「ひどい乾燥」を味わうことになります。
ひどい場合には敏感肌になってしまうことも。
それは「お肌本来の保湿機能」を失ってしまうからなんです。
ワセリンとアルガンオイルを同時に使用する場合は、できるだけ「スペシャルケア」として取り入れていきましょう。
乾燥がひどいと感じた時に試してみるのがおススメです。
どうしても乾燥が続く場合は、「クレンジングが強すぎないかどうか」、「洗顔の洗浄力が高すぎないか」などの見直しもしてみましょう。
乾燥の原因を突き止め、根本から解消していくことも大切なスキンケアです。
アルガンオイル×ワセリンの使い方
基本的には、オイルの使用は「水分」→「オイル」です。
ただし、この例外になる場合があります。
「アルガンオイル」はブースターとしての効果も期待できます。
そのため、「オイル」→「化粧水」といった順番で使用することもできます。
この場合は、オイルの使用量は少な目にすることがポイントです。(→アルガンオイルをブースターとして正しく使用するためには?)
また、ワセリンを使う場合は「オイル」の上に「オイル」はあまり良くありません。
どうしてもこの2つを使いたい場合がこのような順番にしましょう。
- 洗顔
- アルガンオイルでブースター(1~2滴)
- 化粧水などの保湿成分
- ワセリン(少量を薄く塗る)
子のケアは、主に夜に行っていきましょう。
朝から塗りすぎてしまうと、化粧品の成分と混ざって酸化しやすくなったり、お肌がベタベタしやすくなることがあります。
できるだけそういった影響を受けない、主に「夜のケア」として使用することがおススメです。
アルガンオイル×ワセリンでスペシャル保湿
アルガンオイルとワセリンを併用することで、より高い保湿効果を得ることができます。
ただし、どちらも「油」なので、使いすぎてしまうと「ニキビ」の元になってしまいます。
また、過度に保湿をしすぎると「敏感肌」になってしまう可能性もあります。
そのため、二つを同時に使う際は「スペシャルケア」として使うことをおススメします。
どうしても乾燥が進む!といった場合には「ホホバオイル×ニベアクリーム」の組み合わせもおススメです。(→ホホバオイル×ニベアクリームの使い方)
アルガンオイルに比べて、ホホバオイルの成分の方が「ニキビ」などの炎症副作用が起きにくい構造になっています。
オイルケアでの不安がある方にとっては、比較的扱いやすいオイルです♪(→ホホバオイルとは?どんな肌質にもマッチするといわれるほどの効果とは?)