「気づくと増えていたシミ」「いつの間にかできていたシミ」と、知らない間に増えたりできてしまうシミ。
ケアをしないと、実はとても大変なことになるって、知っていましたか?
シミケアには、アルガンオイルが効果的だと評判があります。
それはなぜなのか、今回はアルガンオイルとシミについてご紹介します。
シミはなぜできる?シミの原因とは?
シミは、何が原因でできると思いますか?
実はとても身近なものが原因で「シミ」が発生したり、悪化したりするんです。
それは・・・
シミの作るのは「メラニン色素」という、色を黒く見せる成分です。
メラニン色素は皮脂の一番最下層にある「メラノサイト」から作られます。
メラノサイトが肌を外的刺激から守るためには、肌が刺激を受けるとメラニン色素を作って肌を守ろうとします。
上の図のように、肌の生まれ変わりであるターンオーバーが行われると、通常はメラニン色素も「肌の垢」として排出されます。
そのため、お肌のターンオーバーのサイクルである28日周期で、このようにシミの元となるメラニン色素もお肌からいなくなります。
しかし!!
シミができるまでの流れをまとめると、こんな感じです。
シミが作られるまでの流れ
- お肌が刺激を受けてメラノサイトがメラニン色素を作る
- メラニン色素が発生し、紫外線などの刺激から肌を守る
- ターンオーバーによって、発生したメラニン色素が徐々に肌表面に押し上げられる
- ターンオーバーがうまく働かず、そのまま押し上げられるはずのメラニンが排出されず、肌に残る
- 肌に残ったメラニンがシミとして定着
このように、「メラニン色素」が作られることと、そのメラニン色素が「ターンオーバー」で排出されないことで、お肌にシミができることになります。
特に、メラニン色素が過度に発生してしまうと、お肌のターンオーバーでも排出しきれないことが多いです。
- メラニン色素を過剰に発生させない
- 肌のターンオーバーを促進・正常化させる
この2つに気をつけることで、シミを予防・改善することができます。
では、どういったことでメラニン色素が過剰に作られるかというと!
メラニン色素が過剰に作られるきっかけ
- 紫外線の浴びすぎ
- 摩擦や圧などの、肌への過度な刺激
特に、何度も強い紫外線に浴び続けると、メラニン色素が生まれ続けるので、お肌にとどまる可能性が高くなります。
また、紫外線によって「肌の乾燥」も進みます。
肌が乾燥すると、肌のターンオーバーもうまく働きません。
そうなると、シミができる悪循環にハマってしまいます。
強い紫外線を浴び続ける状況は、できるだけ避けることで「シミ」の予防・改善につながります。
肌のターンオーバーを整えて「シミ」予防・改善
メラニン色素が発生されてしまったら、「ターンオーバー」を整えてあげることが、最も「シミ」を予防・改善することにつながります。
ターンオーバーはお肌の状況によって、大きく左右されます。
ターンオーバーが乱れる原因
- 乾燥
- 紫外線
- タバコ
- ストレス
- 不規則な生活
- 過労
こういったことが原因で、お肌のターンオーバーが乱れやすくなります。
「シミ」を予防するためにも、これらの原因となることはできるだけ避けることが理想です。
しかも、シミを放置しておくと、とっても怖いことがあるんです!
シミを放置するとどうなる!?
シミは「痛み」も「かゆみ」もないので、放置しがちですよね。
でも、病気やひどくなることがあるんです!!
しかも!!
さらにひどい場合は「日光角化症」といい、まれに皮膚癌の元になることもある病変もあり得ます。
体内に摂取された薬剤によってできる「固定薬疹」、「ボーエン病」などもあります。
日光に当たらない部位にシミができ、そこが徐々に盛り上がってきたら要注意です。
発熱などが伴ってくる症状が出たら、すぐに専門医を受診しましょう。
アルガンオイルでターンオーバーを改善!
実は、シミは放置をするととっても怖い症状を起こす可能性があります。
そのため、日ごろから「スキンケア」をして、シミを肌の外へ排出するよう取り組んでいくことをおススメします。
このシミを改善するための「ターンオーバー」を助けてくれる有力な助っ人が「アルガンオイル」なんです。
それは、アルガンオイルに含まれる成分に秘密があります。
1 アルガンオイルの成分は人の肌に浸透しやすい
アルガンオイルに含まれるオレイン酸は、もともと私たち人の肌に含まれる皮脂成分と同じです。
そのため、肌に馴染みやすく、すぐに肌に浸透してくれます。
2 リノール酸が保湿効果を高める
リノール酸という成分がアルガンオイルには含まれています。
リノール酸は「セラミド」というお肌の保湿成分を作る、とても重要な役割を果たしてくれます。
お肌が保湿されると、肌のバリア機能が高まり、肌のターンオーバーが促進されます。
ターンオーバーを改善するためには、とても「保湿」は絶対に欠かすことができないのです。
肌の保湿効果を高めることのできるオイルは貴重で、アルガンオイルはその成分が含まれる貴重なオイルなのです。
3 ビタミンEが強力な手助け
そして、もっとも欠かせない栄養素である「ビタミンE」が豊富にふくまれています。
ビタミンEは美容業界では絶対に欠かすことのできない「抗酸化作用」に優れた栄養素。
お肌の老化を進めてしまう「活性酸素」の働きを抑え、「シミ」だけでなく「シワ」などの予防にもなります。
肌を傷つける活性酸素から肌を守り、お肌の酸化を押さえます。
また、肌の新陳代謝が活性化する効果もあるので、ターンオーバーが整えられ、シミの予防・改善にもつながっているのです。
アルガンオイルでシミを撃退!その使い方とは?
このように、アルガンオイルを使うことで「肌のターンオーバー」を改善し、シミを予防・改善に導く効果が期待できます。
と、使い方も気になりますよね。
使い方はとっても簡単です♪
アルガンオイルの使い方
- 通常通り、洗顔をする
- 化粧水を塗る
- アルガンオイルを塗る(1~2滴)
- 乳液や美容液など、必要な場合は塗る
とってもカンタンですよね♪
化粧水の後に、アルガンオイルを手のひらに広げて、それを顔に塗るだけです。
しかも、量は1~2滴と「少量」を塗るので、コスパ的にも最高です!
気を付けるポイントや応用
1 あくまでも少量を使用
使いすぎは、逆に肌トラブルを起こす可能性があります。
ニキビなどの元になる可能性もあるので、ニキビが心配な場合は「アルガンオイル」よりも「ホホバオイル」の方がおススメの場合があります。(→ホホバオイルとは?)
始めは「少なすぎるかも?」と思うくらいの量で使ってみましょう。
オイルを使う目的は「保湿成分」をお肌から蒸発させないように、蓋をすることです。
直接オイルで潤すわけではないので、ベタベタに塗る必要はありません。
2 オイルと化粧水の順番を入れ替えてもOK
オイルと化粧水の順番で迷う方も多いと思います。
アルガンオイルは「ブースター」として好まれることが多いです。
ブースターとして、洗顔後にすぐ使う使い方もOKです。(→ブースターとは?)
しかし、保湿を目的とする場合は化粧水の保湿成分を肌に浸透させ、より保湿効果を高めるためには「オイルを化粧水の後」に使う方が良いとされています。
どちらを先に使うかは、アナタの肌質や、マッチするかにもよるので、気になる方は両方を試してアナタに合っている方で継続してみてください。
3 アルガンオイル単体では使わない
アルガンオイル単体でも使うことはできます。
ただ、アルガンオイル自体の「加湿」する効果はとても低く、化粧水などの「保湿成分」の含まれたものと一緒に使うことが基本です。
あるいは、「お風呂上り」などの、肌に水分が含まれている状態で使用します。
アルガンオイル単体で使用する場合は、インナードライといって別の症状を引き起こす可能性があります。
それを防ぐためにも、「シミ」の予防・改善のためには「化粧水」などと一緒に使用しましょう。(→インナードライ肌とは?)
シミ予防は美肌・美白活動と同じ!
シミを予防・改善するということは、お肌のターンオーバーを促すようにケアをすることです。
そのため、シミを予防・改善することで「美肌・美白」を目指すことができます。
アルガンオイルは、そういったお肌作りの大きな助けになってくれます。
また、顔だけでなく「ヘアケア」や「全身のケア」にも使用することができます。
アルガンオイル1本で多くのケアができることを考えると、コスパ的に素晴らしいオイルです。
私も毎日利用していますが、もう手放すことができません。(笑)
また、よりシミの予防・改善をしたいと思っているアナタには、サプリメントや美白化粧水などもおススメです。
特に「ビタミンC」をはじめとする「メラニン色素」の生成を抑える成分が入ったものを使うことで、シミの予防につながります。
肌の内側と外側の両方からケアすることで、よりシミを予防・改善することが期待できます。

