アルガンオイルはお肌に嬉しい効果をもたらしてくれる、今人気の美容オイルです。
そんなアルガンオイルは万能な上に「日焼け止め」の効果も発揮してくれるのだとか。
しかし、それは本当なのでしょうか?
アルガンオイルの日焼け止め効果とは、本当に日焼けを予防できる効果があるのでしょうか?
アルガンオイルと日焼けの関係についてご紹介します。
アナタは大丈夫?アルガンオイルと日焼けの関係
日差しが強くなってくると、気になるのは「紫外線」ですよね。
夏はもちろん、春や秋でもなかなか気が抜けません。
アルガンオイルという名前を聞くと「オイル」だから「油焼け」などが心配になります。
油焼けは、ずっと以前「精製する技術」が未発達だったころに起こっていました。
オイルを精製する段階で、不純物が含まれてしまい、その不純物が原因で油焼けを起こしていたのです。
しかし、今の時代ではその心配はほとんどなくなりました。
また、アルガンオイルは植物性のオイルです。
不純物が含まれていたのは「鉱物性」のオイルなので、オイルのタイプも違います。
そのため、アルガンオイルでの油焼けの心配はありません。
アルガンオイルの【日焼け止め効果】は嘘!?
と、期待しちゃいますよね。
その答えは・・・
どういうことかというと・・・
アルガンオイルには「SPF5~9」の紫外線を予防する効果があります。
天然オイルでこの数値を含んでいるのは素晴らしいです。
そのため、日焼け止めクリームなどの製造された製品を使いたくない場合には、ある程度は有効です。
しかし、通常の日焼け止めのような「しっかりとした紫外線カット」の効果は期待できません。
通常販売されている日焼け止めは、お肌に優しい日焼け止めで「SPF15~30」が通常です。
そして、逆にサンオイルなどには「SPF4」の数値のものがあります。
サンオイルは、日焼けを促進させるのではなく「ムラのないキレイな日焼け」をするために塗るクリームです。
そのため、過度な紫外線はお肌に負担になるため、程よい紫外線をお肌に吸収させるために塗ります。
そのサンオイルとアルガンオイルの「SPF」がほとんどかわらない、ということは、アルガンオイルの紫外線カット効果はほとんど「ない」ということです。
「全くない」というわけではありませんが、日焼け止めのような効果は期待できません。
アルガンオイルでは「シミ」「シワ」の原因をカットできない!?
日焼け予防をする目的は、「小麦色の肌」になることを防ぐこともありますが、やはり気になるのは「シミ」や「シワ」などの肌トラブル予防ですよね。
老化の原因の8~9割は紫外線が原因と言われています。
それくらい紫外線はお肌に「乾燥」や「肌トラブル」を起こしやすいのです。
そして、アルガンオイルで紫外線予防ができないのは、ここに大きな問題があるからなんです。
「シミ」や「シワ」をつくる原因となる紫外線は、紫外線の中でも「紫外線A波」と言われるものです。
SPFは「紫外線B波」を防ぐものなので、紫外線A波を防ぐことはできません。
ということは・・・?
ということになるのです。(→SPFとPAとは?紫外線A波とB波の違いとは?)
アルガンオイルは日焼け予防に意味がない!?
アルガンオイルでは、紫外線を防ぎきれないというのが本当です。
そのため、アルガンオイルだけを塗って肌トラブルを予防するための「紫外線予防」をしていると危険です。
もし、「シミ」や「シワ」などの肌トラブルを防ぐために使用するのであれば、日焼け止めを使用することをおススメします。
実は、アルガンオイルを使用することで「日焼け止め」による乾燥を防ぐことはできます。
通常の日焼け止めは、お肌から水分を奪いやすく、乾燥を引き起こします。
そのため、日焼け止めを塗っている最中や、塗った後の保湿ケアがとても大切になるのです。
朝の洗顔の後に、ブースターとして化粧水前に使用して、お肌をしっかり潤しておくことで「日焼け止め」による乾燥を防ぎやすくなります。
また、日焼け後のお肌にもアルガンオイルを使用することで、お肌のターンオーバーを促進させてくれる働きをします。
「日焼け」や「日焼け止め」は乾燥を引き起こし、肌トラブルを起こしやすくします。
それらを予防するためにも、アルガンオイルの保湿機能が大活躍するのです。
また、同じ美容オイルである「ホホバオイル」を日焼け止め前に使用することで、お肌に日焼け止めが直接触れることを防ぐことができます。
そうすることで、お肌への負担を減らすこともできますよ♪(→ホホバオイル×日焼け止めで、お肌に負担をかけずに日焼け予防!?)
アルガンオイル×日焼け止めで肌に優しい日焼けケアを♪
アルガンオイルと日焼け止めを一緒に使用することで、お肌への負担を減らすことができます。
日焼けした後のケアは、その後の肌の状態にとっても大きく影響します。
日焼け後や、日焼け止めを塗った後に、きちんとケアをすることで「肌状態」を早く回復させることができるのです。
日焼け後の赤みや痛みが気になる場合は、まず、正しい日焼け後のケアをしましょう。(→とにかく冷やせ!日焼け後の応急処置は?)
また、できるだけ日焼け止めによる肌負担を減らしたい場合は、「ノンケミカル」の日焼け止めを使用しましょう。
ノンケミカルで、敏感肌や赤ちゃんでも使用することのできる日焼け止めだと、アナタの肌質でも使用できる日焼け止めが見つかるかもしれません。(→敏感肌や赤ちゃんもOKな日焼け止めランキングTOP3)