紫外線に当たることで、私たち人は「日焼け」をしてしまいます。
でも、一年中いつも日焼け止めを塗ったりするのって大変ですよね。
それに、肌への負担を考えると「お肌に優しい」ものを使いたいのが本音。
アルガンオイルには「日焼け止め」のような効果があると話題になっています。
アルガンオイルは保湿効果が高く、美容スキンケア用品として高い効果があります。
そんなアルガンオイルが「日焼け止め」あるいは「日焼けケア」として使用できる5つの方法をご紹介します。
アルガンオイル【日焼け止め・日焼けケア】に効果的!?
日焼けのは「紫外線」の影響だということは、もう周知されいる事実です。
紫外線は私たちのお肌に入り込み、お肌の細胞を壊そうとします。
それを予防するために「メラノサイト」という細胞が「メラニン色素」を排出します。
メラニン色素はお肌を紫外線から守り、細胞が壊されたり、悪いものに変わらないようにしてくれているんです。
でも・・・
さらには、お肌にとどまってしまうことで「シミ」「くすみ」の原因になってしまうんです。
メラニン色素が肌の生まれ変わりであるターンオーバーによって、問題なく排出されれば「肌の色」は元の肌色に戻ります。
身体の部位によってターンオーバーの周期は違いますが、平均的に28日です。
そのため、日焼けをしても1~2か月で元の肌色に戻るのが、ターンオーバーがうまくいっている証拠です。
しかし!!
お肌の状態は、上の図のように「日焼け肌」は「乾燥した肌」と同じように「水分」が蒸発しやすい状態です。
そのため、お肌に含まれる水分は少なく、肌触りはザラザラ、カサカサしていきます。
ちょっとしたことで刺激を受けてしまい、さらにターンオーバーを悪化させることもあります。
こうなると負の連鎖にハマってしまい、アナタが持つ本来の治癒する力では、肌のターンオーバーを正常化するのが難しくなってしまうのです。
日焼けケアとは?
日焼けをしたすぐ後のお肌は、乾燥がもっと激しく、敏感になっています。
特に赤くなったり、ヒリヒリした痛みが伴う場合は「軽い火傷」と同じ状態になっているんです。
そのため、通常のボディクリームや化粧水などがお肌の刺激となり、肌をより悪化させる可能性もあります。
お肌をより早く正常な状態に戻すためにも、日焼け後のすぐのケアがとっても大切!
日焼けをしたら、まずは何よりも「冷やす」ことを優先させましょう。(→正しい日焼け後の対処、とにかく冷やす処置の方法)
赤みや痛みが引くまできちんと冷やしたら、そのあとは3日~1週間程度は「お肌に刺激の少ない」保湿成分でお肌を潤す必要があります。
ただし!
もし、この状態のときに保湿をしなかったら・・・
- シミ
- シワ
- くすみ
- 日焼けが元に戻らない
- ニキビ、ニキビ跡の悪化
- 肌のハリが低下
こういった症状が起きる可能性も高くなります。
だからこそ!!
お肌が保湿されることで、肌のターンオーバーが改善され、先ほどご紹介した肌トラブルを防ぐこともできます。
しかも!!
アルガンオイルが【日焼け肌】のケアに効果的な理由とは?
アルガンオイルは、もともと赤ちゃんでも使用できるほど肌に優しいオイルです。
そのため、日焼け後の敏感になったお肌にも使用することができます。
しかも、アルガンオイルに含まれている「オレイン酸」は、私たち人の皮脂と同じ成分をしています。
成分も小さく、肌に浸透しやすい特徴があります。
他のスキンケア用品を同時に使うことで、その美容成分を通常よりも深く浸透させ、お肌をより強く守ることができます。
- 保湿効果が高い
- べたつきがない
- 肌に過度な刺激を与えない
- 肌のターンオーバーを正常化させる
- 肌に浸透しやすい
こういった特徴がアルガンオイルにはあります。
この条件は、日焼け後のお肌を「透明感のあるお肌」に近づけるために、最も必要な要素なんです。
1 若返りビタミンEで美白効果
アルガンオイルに含まれるビタミンEは、ほかの美容オイルと比較しても豊富です。
ビタミンEは若返りのビタミンと呼ばれるほど、肌のターンオーバーを活性化させる効果があります。
古くなった角質を除き、新しい肌を作ってくれます。
また、美白効果が高いと言われているビタミンEの種類「γ-トコフェロール」も含まれています。
日焼けしたお肌のターンオーバーの活性化を助け、肌の細胞に栄養を届けてくれます。
そのため、ハリやツヤも出やすくなるのです。
お肌の老化と言われる「シミ」「シワ」「くすみ」の原因になる「活性酸素」の発生を抑える役割りもしてくれます。
肌の老化防止にもつながる、素晴らしい成分です。
2 リノール酸が肌を柔らかく、潤いのある肌へ
乾燥しやすい部位や、乾燥している部位に塗ることで、肌トラブルから守ってくれます。
肌の「皮脂分泌」を整えてくれる働きがあるので、肌トラブルが起こりにくい肌にもなっていきます。
リノール酸は、お肌の保湿成分である「セラミド」を作るために必要な成分です。
それをアルガンオイルから補充することで、お肌を潤す手助けができるのです。
しかも、お肌の潤いを逃がさないようにしっかり蓋をする働きもあります。
そのため、お肌に水分がとどまりやすく、肌が保湿された状態が保たれやすくなるのです。
すると肌は柔らかくなり、よりターンオーバーがスムーズに運びます。
肌のトーンが明るくなり、肌トラブルの防止にもつながっていくんです♪
3 オレイン酸で日焼け防止も!?
アルガンオイルに含まれる「オレイン酸」は、紫外線の吸収を抑制する働きがあります。
また、肌を黒くする「メラニン色素」が肌に定着するのを抑制してくれます。
そのため、日焼けしずらいお肌にしてくれるということです♪
日焼け後のお肌に使用することで、お肌を「日焼け」から守ってくれます。
それから、アルガンオイルには、本当にわずかですが「SPF4~8」くらいの紫外線カット効果もあります。
ただし、本当にわずかな紫外線カット効果なので、「日焼け止め」のような効果はありません。
しっかりと紫外線予防をしたい場合は、日焼け止めを利用しましょう。
アルガンオイル【日焼けケア】に効果的な5つの使い方とは?
アルガンオイルを日焼けケア、そして美白ケアに使うためには、知っておくべきことがあります。
それは、アルガンオイル自体に「加湿」する機能が少ないこと。
アルガンオイルを使用する際には、次の点のどちらかを必ず守って使用しましょう。
- 加湿効果のあるスキンケア用品と一緒に使用する
- お風呂上りなどの、肌に水分がある状態のとき
このどちらかは、必ず守って使用する必要があります。
その理由は、肌に水分がない状態でアルガンオイルを使っても、アルガンオイル本来の保湿効果を発揮することができません。
化粧水や美容液などの「加湿成分」が多く含まれたもので肌を潤すか、お風呂上りのような肌に水分が多く含まれている状態のときに「アルガンオイル」を使用することがベストです!
インナードライ肌を招く危険性もあるので、アルガンオイルを使用する際は使い方に気を付けましょう♪(→インナードライ肌とは?アルガンオイル単体で使わない詳しい理由)
では、この使い方を踏まえてアルガンオイルの5つの使い方をご紹介します。
1 デイリーケアとして、朝晩のスキンケアに
アルガンオイルの量
- アルガンオイル 1~2滴
使うタイミング
- 朝の洗顔後、あるいは化粧水の後
- 夜の洗顔後、あるいは化粧水の後
アルガンオイルの使い方
- 朝や夜の洗顔の後に、化粧水を塗る
- アルガンオイルを塗る
- 必要であれば、美容液や乳液などを塗る
アルガンオイルを使う順番は、基本的には化粧水が先です。
その理由は「肌を保湿」→「水分が逃げないように、オイルで保湿する」という効率の良い方法だからです。
しかし、肌質によっては「オイル」→「化粧水」が合う場合もあります。(→アルガンオイルをブースターとして使用するのはOK?)
アナタの肌質に合った方を続けてみてください。
2 ヘアケアで、日焼け後の髪のダメージにも
アルガンオイルの量
- アルガンオイル 4~5滴ほど(髪の長さや量によって適度にかえてください)
使用するタイミング
- お風呂上りの、ドライヤー前の濡れた髪
- ヘアアイロンなどを使用して、ヘアセットをする前の乾いた髪(この場合はアルガンオイルは1~2滴ほど)
使用する方法
- 髪を洗った後、タオルドライをする
- アルガンオイルを手に広げ、髪の毛先を中心に塗る
- ドライヤーで乾かす
アルガンオイルを使うことで、紫外線を受けて日焼けしたパサパサ髪もしっかりまとまるように♪
しかも、紫外線やドライヤーの熱から髪を守ってくれるので、よりダメージを受けることを防いでくれます。
3 全身の保湿に
アルガンオイルの量
- アルガンオイル 適量
使うタイミング
- お風呂上りの濡れたお肌
- ボディクリームや加湿成分の入ったスキンケア用品で、肌を潤した後
アルガンオイルの使い方
- お風呂上りに、軽くタオルドライをする(完全に水分を拭き切らない)
- アルガンオイルを手に広げ、全身に塗る
アルガンオイルは、水との相性が良いのですぐに水となじむ性質があります。
そのため、お風呂上りに完全に水分を拭かずにアルガンオイルを使用することで、よりオイルの広がりが良くなります。
また、肌に残った水分もしっかりと肌に浸透させてくれるため、より保湿効果が高くなります。
お風呂上りはお肌に水分が補給された状態なので、アルガンオイル単体で使ってもOKです!
しかし、お風呂上りから時間が経ちすぎると保湿効果が低くなってしまうので、お風呂から出たら「すぐに」使用することがおススメです!
4 バスオイルでいっきに全身保湿
アルガンオイルの量
- アルガンオイル 2~3滴
使うタイミング
- お風呂に入っているとき
アルガンオイルの使い方
- 入浴するお風呂にアルガンオイルを入れる
- 入浴する
- 時間があれば、お風呂の中でマッサージをしましょう
ほんの数滴のアルガンオイルをお風呂に入れるだけで、全身を潤すことができます。
また、あまたの先までお風呂につけると、足の先から頭までいっきに潤すこともカンタンにできちゃいます♪
ただし!!
バスオイルとして使用するのは、日焼けの炎症がおさまってからです。
入浴で肌を温めてしまうのは、炎症を起こしているお肌にとって刺激になることがあります。
また、お風呂から上がってからも保湿が不足していると感じる場合は、アルガンオイルやボディクリームを使って保湿をしましょう。
5 オイルパック
アルガンオイルの量
- アルガンオイル 小さじ1杯程度
使うタイミング
- 入浴中
アルガンオイルの使い方
- 洗顔後のお肌をタオルドライする
- アルガンオイルを手に取り、顔に点々でオイルをのせる
- 手に残ったオイルを手のひらで広げ、顔につけたオイルを両手でまんべんなく広げていく
- 軽くマッサージをする
- オイルが肌に馴染んだら、ホットタオルを顔にのせる(タオルがない場合は、手やラップで顔を包み込んでもOK)
- 10~15分ほど、そのまま放置
- オイルを洗い流す(あるいはタオルで優しくふき取る)
- 化粧水や美容液で保湿する
アルガンオイルを入浴中に使用することで、肌の奥までアルガンオイルの成分を届けることができます。
また、入浴中のお風呂の湯気が顔に当たるようにすると、ミストのような効果もありますよ♪
アルガンオイルは保湿するだけでなく、汚れを浮かせる効果もあるので、パックをした後は軽く洗い流しましょう。
最後に加湿成分をお肌に入れることで、さらに保湿効果が高まります。
アルガンオイル【日焼け止め・日焼けケア】に効果的だからこそ!
アルガンオイルは使い方によって、お肌に効果を発揮してくれるかどうかが決まります。
そのため、正しい使い方をして「日焼けケア」を行っていきましょう。
また、日焼け後のお肌はとっても敏感なので、ケアをする際は優しく触って行います。
強くこすりすぎたりすると、「シミ」などの肌トラブルの原因になることがあります。
優しく、丁寧にケアをしてあげることで、お肌の回復も早まります。
アルガンオイルの他にも「ホホバオイル」も日焼け後のケアには最適です。
アルガンオイルはちょっと・・・と思った場合には、ホホバオイルも試してみてください♪(→ホホバオイルとは?)