顔や身体にできる「ニキビ」「吹き出物」「黒ずみ」という肌トラブル。
できることなら、ずぐに改善したいし予防したいですよね♪
そんな肌トラブルに「アルガンオイル」がおススメです。
ただし、アルガンオイルを使うことで「ニキビ」「黒ずみ」が悪化するという話も!?
そこで、ニキビや黒ずみにたいして「アルガンオイル」を本当に使えるのか、そしてどんな効果が期待できるのかご紹介します。
気になる【ニキビ】【黒ずみ】はなぜできる?
ニキビができるメカニズムは、いろいろと原因があります。
年齢や習慣によっても大きく変わります。
ただし、発生する仕組みとしてはだいたい同じです。
- 肌の乾燥などが原因で毛穴が開きやすくなる。
- 皮脂分泌の量が過剰になり、肌の毛穴に皮脂や汚れが詰まる。
- 汚れの詰まった毛穴に、アクネ菌が増殖。
- 増殖したアクネ菌がニキビを作り出す。
アクネ菌が増殖することでニキビができます。
アクネ菌が増殖する理由
- ストレス
- 喫煙
- 不規則な生活
- 睡眠不足
- 食事の栄養バランスの偏り
- 不適切なスキンケア
- 乾燥
- 冷え
- 紫外線
- ホルモンバランスの乱れ
こういった理由が主にアクネ菌を増殖させ、ニキビをつくっていきます。
アクネ菌を増殖させないためにも「毛穴のつまりの改善」「バリア機能の向上」を高める必要があります。
そこで!
アルガンオイルをはじめとする、美容オイルで「ニキビ」「黒ずみ」のケアが向いている肌質はこちらです。
美容オイルが効果的な肌質
- 混合肌
- インナードライ肌
- 大人ニキビができる肌
こういった肌にはアルガンオイルをはじめとする、美容オイルが効果的です。
逆に、思春期のように「皮脂分泌」の多い肌質には、美容オイルを使用したケアは「悪化」させてしまう可能性があります。
アルガンオイルは効果的!だけど悪化に要注意!?
アルガンオイルは、ニキビや黒ずみの改善や予防にも効果的です。
主にアルガンオイルがニキビや黒ずみに発揮する効果は3つあります。
1 乾燥が原因の毛穴の開きを改善
乾燥が原因である「毛穴の開き」は、アルガンオイルに含まれる「ビタミンE」が、肌を保湿して柔らかくしてあげることで改善できます。
アルガンオイルにはお肌を柔らかくする効果があります。
アルガンオイルに含まれる「ビタミンE」は、炎症を減らし、肌のコラーゲンを増やしてくれる素晴らしい栄養素!
また、アルガンオイルの持つ「オレイン酸」は私たち人の皮脂と同じ成分をしています。
そのため、肌に自然な保湿と保護膜を与えることができます。
ドイツの研究機関でも、ビタミンEを用いた実験が行われました。
1998年、ドイツの皮膚科学クリニックとカールスルーエ市立病院で行った研究では、ビタミンEを肌に使用した場合、2~4週間後に皮膚の水分結合力(角質層で細胞が水分を閉じ込める量)が改善したという結果が出ました。
このように、ビタミンEは肌のみずみずしさを保つ作用があるのです。
大人ニキビの原因の多くは「乾燥」が原因です。
私も、若いころからニキビができやすかったので、大人になってからも「自分がオイリー肌だから、ニキビができやすい」と思い込んでいました。
しかし、いくら「オイリー肌」としてのスキンケアを行っても改善されなかったので、ためにしに「保湿」ケアでニキビケアをしてみました。
すると、ニキビが改善されたのです。
このように、「オイリー肌」ではなく「乾燥」が原因でニキビができている場合があります。
そういった肌のアナタには、アルガンオイルのような「保湿」効果と「抗酸化作用」のある栄養素が必要です。
アルガンオイルは、お肌に豊富な栄養素を浸透させ、お肌を柔らかく、そして潤してくれることが期待できます。
しかも、肌が柔らかくなることで「化粧水」や「美容液」といったスキンケア用品の美容成分も、お肌により浸透しやすくなります。
すると、お肌へのスキンケア効果も高まり、より「ハリ」や「弾力」のある肌に近づくことも夢じゃありません!
2 高い抗酸化作用が炎症を鎮静化
アルガンオイルには「ビタミンE」と「カロテン」といった、強い抗酸化作用のある成分が含まれています。
そして「リノール酸」といって、私たち人の皮脂にも含まれている皮脂成分も持っています。
この3つの成分には、細胞膜のダメージを防いでくれる効果があります。
そのため、次のような効果がこれまで事例として報告されています。
- ニキビ跡部分の皮膚を回復
- 赤みのあるニキビ跡を鎮静
- 赤く炎症を起こしているニキビの鎮静
このように、炎症を起こしているニキビやニキビ跡に対しても、効果が発揮されることがあります。
アルガンオイルに含まれる抗酸化作用が、肌の血行を促進させ、肌のターンオーバーを促す効果も期待できます。
そのため、ニキビだけでなく「ニキビ跡」の改善される場合があります。
3 紫外線によるニキビの発生を予防
アルガンオイルに含まれる「ビタミンA」は、紫外線の予防に役立ちます。
紫外線はお肌を乾燥させ、ひどい場合は肌の奥の細胞を壊してしまうほどの威力を持っています。
アルガンオイルのビタミンAは、それを完璧にブロックすることはできません。
しかし、微力ながらも「紫外線」による肌のダメージを予防するよう頑張ってくれます。
また、ビタミンAには「乾燥を予防」し、ニキビや吹き出物の発生を抑えてくれる役割もあります。
そのため、ニキビの原因である「乾燥」や「紫外線」から肌を守ってくれます。
アルガンオイル、効果的だけと要注意!
アルガンオイルはニキビや黒ずみにも効果を発揮してくれます。
しかし、それには使用する人の「肌質」や「頻度」「量」なども大きく関係します。
ブルガリアの大学で、アルガンオイルを用いた実験が行われいました。
アルガンオイルが皮脂を減らす働きをする
2007年、ブルガリアのアプロブディフ医科大学の研究者達が、健康な男女20名を対象に、アルガンオイルから抽出したクリームを1日2回4週間、塗ってもらう実験を行いました。
実験前と後で、皮脂量を測定したところ、20~42%減少していることがわかりました。
このことから、アルガンオイルには皮脂量を調整する効果があることがわかります。
つまり、ニキビは過剰な皮脂分泌が原因なので、皮脂量を抑えるアルガンオイルがニキビケアに期待できると思われます。
この実験からもわかるように、アルガンオイルには「皮脂分泌を調整」する働きがあります。
そのため、過剰な皮脂分泌を抑え、健康な肌状態をつくる手助けをしてくれるということです。
アルガンオイルが肌の弾力を改善する働き
2015年、モロッコのモハメド五世大学と生物薬学研究チームが行った調査によれば、女性30名にアルガンオイルを60日間摂取してもらった。
結果、実験前より後のほうが、腕の皮膚の弾力性が改善されていることがわかりました。
また、このように「肌の弾力」を取り戻す役割もしてくれます。
そのため、毛穴の開きを改善し「ニキビ」の予防にもつながるということです。
ただし!!!
「乾燥」が引き起こす「ニキビ」に対してアルガンオイルは効果を発揮してくれます。
しかし、「思春期ニキビ」のように「過剰な皮脂分泌」が起こす「ギトギト」したお肌には、アルガンオイルは逆効果になります。
アルガンオイルに含まれる「オレイン酸」はオイリー肌の人にとっては「アクネ菌」を活発化させてしまう可能性があります。
そうなると完全に逆効果です。
オイリー肌や、思春期のニキビ肌には、アルガンオイルの使用は向いていません。
ただし、以前の私のように「オイリー肌」だと思い込んでいる「インナードライ肌」「混合肌」の方もいらっしゃると思います。
一度、アナタの肌質がどんなタイプなのか見極めることが、お肌の改善の第一歩になります!(→これに当てはまると、あなたもインナードライ肌かも?)
乾燥が原因のような大人ニキビは、肌のターンオーバーを正常化し、肌を乾燥させないようにすることで「改善」することができます。
アルガンオイルのような「化粧水」などの美容成分を肌の奥まで浸透させ、しっかりと「水分」を肌にとどめてくれる効果を発揮してくれるようなスキンケアが最重要!
それに、アルガンオイルの場合は、皮脂に似ていることから「皮脂膜」となって、外からのダメージからもお肌を守ってくれます。
分量にさえ気を付ければ、ニキビの発生を予防してくれるのです。
アルガンオイルの選び方も大切!
アルガンオイルを使用するうえで、オイルの「選び方」もとても大切になります。
アルガンオイルは基本的に、天然成分100%です。
そのため、余分な成分が混ざっていたりすると、お肌に逆効果をもたらすことがあります。
アルガンオイルを選ぶ際は、必ず天然成分100%のものを選びましょう。
選ぶ際のポイントは「ニオイ」「色」です。
見分けるポイントはこちらで詳しくご紹介しています♪(→アルガンオイルのニオイと色!こんなニオイがするとヤバい!?)
アルガンオイルでニキビ・黒ずみケアで悩みとサヨナラ!
アルガンオイルはお肌に負担が少なく、保湿に優れた素晴らしいオイルです。
パッチテストをして、お肌にマッチするようであれば、多くの使い方も楽しむことができちゃいます♪
アルガンオイルの顔に使う4つの方法はコチラです♪
ニキビの対策にも、こちらの使い方の中からアナタにマッチした方法を試してみてください。(→アルガンオイル、顔に使える4つの使い方)
ただ、使用を開始してすぐは「スキンケア用品」を変えたことによって「肌状態」が変化することがあります。
これは、スキンケアを変えることによって、肌の代謝や皮脂分泌に影響が及ぼされてしまうからです。
その影響で、一時的にニキビができてしまうことがあります。
こういった場合もあるので「肌に合わない」と決めつけず、徐々に少しずつスキンケアに取り入れていく方法にもトライしてみてください。
私も、初めてオイルケアを取り入れたときは「ニキビ」ができて「オイルのせいだ・・・」と決めつけていました。
今では、ホホバオイルやアルガンオイルを手放すことができないほど、オイルケアに私のお肌は守られています。
あの時に「オイルケアをやめなくてよかった」と心の底から思っています。
アナタの肌質に、本当にマッチしているのか、していないのか、ゆっくりとしっかりと見極めていきましょう。
また、「どうしてもアルガンオイルだとニキビができてしまう!」でも「乾燥している」という肌の場合、ホホバオイルもおススメです。
ホホバオイルには「アクネ菌」を増殖させる「オレイン酸」は含まれていません。
そのため、ホホバオイルの方がニキビ肌にとってはリスクが低く、改善や予防もしやすい特徴があります。(→ホホバオイルとは?ニキビ肌でもOK?)